【私の独り言】下着は心の表れ

昔、鍼灸整骨院でバイトをしていました。

私のお仕事は、タオルを交換したり、ベッドを整えたり、消毒をしたり、院内を掃除したりすること。

そこの先生は中国人で、とってもおおらかで素敵な先生でした。

中国人だから言えることもあるんだなぁといつも先生の施術に感心していました。

そんな先生だから、たくさんの鍼灸整体師の学生さんがバイトしながら勉強されていました。

その先生があるとき下着についてお話しされていました。

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まずは下着を見る

変な意味じゃなく、女性でも男性でも患者さんの下着を見ている、とおっしゃっていました。

破れたもの、薄汚れているもの、汚いもの、みすぼらしいものを着けている人は、まずは鍼をしながら世間話をするようにされるそうです。

そこにはちゃんと意味があって

お医者さんであっても、他人に下着を見られることがあるかもしれないのに、そういう下着をつけてくるのは、自分のことにかまえなくなっている、のだそうです。

ある時、先生が女性について

「いくら私がおじさんでも、お医者さんでも、中国人で禿げてても、男に下着を見せるかもしれないのに、汚いとか破れている下着とかの時点で、旦那に大事にされてないですよ。だから寂しいですよ。だからあちこち痛くなるですよ。会話して、その不満を聞いてあげるですよ。そうしたら、だんだん治ってくるですよ。それで、もっと旦那に触ってもらいなさいって言ったら、だんだん下着が綺麗になってくるですよ。一発で痛みなんて治せるけど、そこで治してしまっても、心が寂しいとすぐに痛くなるですよ。だから、すぐに治さずに、話をしてもらって不満を出してもらって、気が済んだ頃に完全に治してあげます。そうしたら、次に痛くなるのはだいぶん先になります。」

とおっしゃっていました。

実は私のことだった

私は、先生がそのお話を50代の女性が帰られた後にしていたので、その人のことだと思っていました。

そのバイトでは、先生はバイトの子にも打って欲しいなら無料で鍼をしてくださったり、マッサージをしてくださったりしていました。

私は、そのバイトに行っていた時は、かなり精神的に疲れたいた時期だったので、めちゃくちゃありがたいサービスでした。

自宅に帰って、お風呂に入るときにブラを見たら、ホックのところあたりが透けるくらいに薄くなっていて、明らかにみすぼらしい感じになっていたんです。

当時は独身だったのですが、アラサーで結婚できないことにも悩んでいました。

そんな下着をつけていたら、結婚できないのも当然ですよね。

全く自分のことに気が回っていないのなら、男性の気を惹くことなんてできなかったと思います。

先生は、その50代の女性のことを言いつつ、私にも気づくように言ってくださっていたんだとわかりました。

すぐに新しいものに買い替えて、一新しました。

下着にはその人の心が出る

衣料品は品質が良くなっているので、破れたり滅多にしませんし、破れたとしたとしても着けられます。

そうなると、見えない部分だし、「ま、いっか」となりやすい場所でもありますよね。

でも、下着は本当に大事なモノです。

そこまで気を配れるかどうかは自分の心が満たされているのかどうかで変わるような気がします。

先生とはその後は下着のお話をすることはなかったですが、いまだに下着だけは恥ずかしくないようにしよう、と思っています。

先生のお陰様です。

そう言えば、若い時は、デートにつけていく下着はどれにしよう、と悩んだ時期もありました。

今は悩むようなことはないですが、夫には素敵な妻だと思ってもらえるように、下着くらいはきちんとしたいです。

私が下着を大事にしている理由となった出来事です。

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投稿者プロフィール

山本 裕子上質な暮らしアドバイザー
夫婦二人賃貸暮らし
片付けを通して意識改革をしてもらい、今よりワンランク上の上質な暮らしをご提案しています。
自然派、シンプルライフをしながら横浜を中心に片付け作業、講演会、講座をして活動しています。
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