防災備蓄を準備していますか?

災害大国の日本に暮らしているのに、防災備蓄を持っている人は最新の統計で約60%(2023年ミドリ安全株式会社調べ)だと言われています。

阪神淡路、東日本、熊本などの大きな地震を体験、もしくは見てきた日本人にしては少ないと私は思います。

100%であって欲しいと思います。

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防災備蓄・非常持ち出し袋

防災備蓄や非常持ち出し袋を準備している、と答えていても「お水だけ」「防災食だけ」のような人も入っているので、本当にちゃんと考えて備蓄している人はもっと少ないかもしれません。

全く備えていない家庭も40%弱いらっしゃいます。

防災備蓄は国民と義務として全家庭が持っておくべきものです。

・・・と言ってもうちの両親はお水と食料(買いすぎているストック類)だけしかしていないので、強くは言えませんが。

1週間分の防災食

逃げるための非常持ち出し袋

だけは準備して欲しいと思います。

でも、こんなお話をすると必ず出てくる問題があります。

場所とお金

の問題です。

防災備蓄の場所

防災備蓄の場所は、片付けたら必ず作れます。

って言うか、防災大国に住んでいるのであれば、備蓄の場所を作るのは必須です。

そんなにたくさんの場所は必要ないです。

家族2人だとしたら、お水4ケース分と幅70cm×高さ30cm×奥行き32cm(ファイルボックス7個分)あれば大丈夫です。

そんなに広い場所が必要なわけではありません。

お水のストック場所
トイレ・防災食・マスクなどのストック場所

最低限の備蓄量

どれくらい準備したらわからない人も多いと思います。

できるだけたくさん準備するのが良いのですが、救助に入ったり、物資が届くのに1週間ほどかかるので、その日数を目安に準備します。

ただ、アレルギーや持病がある人は、もっと準備しておいた方が良いです。

東日本大震災の時に、アレルギー食が被災地に届いたのは2週間後だったそうです。

  • 1週間分のお水 3L/大人1人1日
  • 1週間分の食事
  • 1週間分の簡易トイレ
  • マスク(1ヶ月分)

非常持ち出し袋

非常持ち出し袋と備蓄をごっちゃに考えている人がいますが、別物です。

非常持ち出し袋は逃げるために必要なもの

災害に遭った日を乗り切るために必要なもの

を入れてある袋のことです。

この袋は両手が開くようなリュックタイプが良いです。

そして一番大事なのは

走れる重さ

ってことです。

このリュックに入れるものは、人によって変わってきます。

非常持ち出し袋にいれるもの

  • 命に関わるモノ・・・持病の薬、めがねなど
  • 1日分の簡単な食料(匂い、音がしないもの)
  • 寒さをしのげるもの・・・ラップ、アルミブランケット、エアーベッド、レインコートなど
  • 逃げる時に必要なもの・・・ヘルメット、軍手、ヘッドライトなど
  • 情報を得るラジオやスマホなど

色々ありますが、想像力を働かせて必要なモノを厳選して入れておいて欲しいです。

非常持ち出し袋の重さ

走れる重さは人によって違います。

必ず、持って走ってみてください。

大人 男性・・・6kg 女性・・・4kg

と言われています。

お子さんの分も必ず準備して欲しいです。

その場合は、お子さんにとって必要なモノを入れてください。

そして、お子さんが取れる場所に置いて、お子さんが走れる重さにしてください。

お子さんは持てる量が限られています。

あれもこれもって思う気持ちはわかりますが、命に関わるものから入れて、できるだけミニマムにして走って逃げることに重点を置くようにしましょう。

防災備蓄のお金

防災備蓄にかけるお金がない、とおっしゃる方も多いです。

今は特に物価が上がっているので、日々の暮らしのが大事ですよね。

でも、毎月少しずつでも良いので集めていって欲しいです。

お水や食料はちょっとお値段張りますが、それ以外のものは百均で揃うことも多いです。

プチプラで防災

プチプラで防災は揃います。 最近は百均が防災に力をいれていて、けっこう良い防災用品が整っています。 防災用品は、高いものが多いのですが、まずは百均で揃えてみてく…

まずは3日分からでも。

おすすめの順番は、お水→防災食→トイレ→非常持ち出し袋です。

お水があれば、1週間ほど生きていられた例もたくさんあります。

まずはお水から備蓄してください。

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投稿者プロフィール

山本 裕子上質な暮らしアドバイザー
夫婦二人賃貸暮らし
片付けを通して意識改革をしてもらい、今よりワンランク上の上質な暮らしをご提案しています。
自然派、シンプルライフをしながら横浜を中心に片付け作業、講演会、講座をして活動しています。
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