狭さに挑戦
最近、テレビドラマの「キッチン革命」という番組を見ました。
ドラマは、明治〜昭和時代を生き抜いた女性の活躍を描いた二夜連続。
レシピカードや軽量カップを作った女性医師のお話しと、公団住宅を設計された日本初の女性1級建築士さんのお話しで、二人ともキッチンにこだわっていて、すごく面白いのでぜひ見て欲しいです。
目次
日本の公団キッチンは知恵が詰まっている
日本は住める土地が少ないのと、都会に人口が集中していることもあって、どうしても世界基準の住まいより狭いです。
でも、その狭さを活かした公団のキッチンは知恵が詰まっています。
公団のキッチンは、ダイニングキッチンという名前を生み出しました。
このダイニングキッチンという発想が狭さを克服したんだそうです。
日本の公団サイズは13坪、約43m 2。
43m2だとダイニングキッチンに取れる大きさは4畳半だったそうです。
そこで、ドラマで「狭さに挑戦しましょう!」と言っていました。
細かいところはぜひドラマを見ていただきたいのですが、整理収納アドバイザーとしてこのドラマを見ていてとっても考えさせられました。
シンプルライフ
昔の日本人は43m2に荷物を収められていたんですね。
それもこの狭さに4人家族を想定していたそうです。
なんか人間のサイズが1/2くらいだったのかと勘違いしそうですよね。
昔の人はシンプルライフでもったいない精神でものを大事に使って生活されていたのだろうなぁと感じました。
公団のキッチンの基本
動きが少なくて、キッチンに立つ人が楽になるように、楽しくなるようにと考えられているそうです。
私もキッチンで無駄に動くような動線はもったいないと思っています。
出来るだけ少ない範囲で動く方が楽ですよね。
狭いキッチンはそういう意味ではとっても楽で、動く距離も短くて済みます。
私は、結婚直後は昭和50年に建てられた社宅に住んでいました。
それはそれは狭いものでしたが、押し入れなどが充実していて、ちゃんと荷物は収まって狭いなりにも使いやすかったです。
狭いことは大変ですが、暮らしやすくすることも可能です。
私は、キッチンは特に狭いスペースなので、機能的でなければいけないと思っています。
狭い場所を使いこなす
狭い場所を上手に使いこなす練習をする。
これって貧乏くさいって思うかもしれませんが、とっても大事です。
狭いから散らかるわけじゃないです。
狭い場所を使いこなせない人は、大きな場所も絶対に使いこなせないです。
狭い場所を使いこなすには工夫や挑戦が必要です。
狭い場所を使いこなしたら、広くなっても確実に上手に使うことができます。
作り付け収納
狭いキッチンなら作り付け収納をできる限り最大限利用しましょう。
作り付け収納を最大限いかせるかどうかで変わります。
何か別の家具を置くだけで、さらに狭くなります。
優先順位が大事
狭い場所を上手に使いこなすには、優先順位がとっても重要です。
優先順位をつけられない人は、片付けられないし、広いお家に移ってももっと大きな散らかったお部屋に住むだけになります。
なので、狭い場所に住んでいる間に優先順位をつける訓練をしておくと良いです。
昔の公団住宅の知恵は使おう
昔の公団住宅に詰まった知恵や挑戦を知ったら、家の大事さがすごくわかります。
明るい未来を夢見た公団住宅の設計士さんたちの願いは幸せな家族です。
狭いお部屋やお家に住んでいる方は、挑戦だと思って、どうやって素敵に快適に、誰もが楽しく暮らせるお家にできるか考えて欲しいです。
狭くても絶対に快適に暮らせます。
私は、自分が大金持ちになってもそんなに大きなお家は必要ない、って思っています。
小さいお家には小さいお家のメリットがたくさんあります。
快適に暮らすためにある程度の広さは必要ですが、ものは考えようです。
今の自分のお家を素敵に使っていこう、と改めて感じたドラマでした。
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投稿者プロフィール
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夫婦二人賃貸暮らし
片付けを通して意識改革をしてもらい、今よりワンランク上の上質な暮らしをご提案しています。
自然派、シンプルライフをしながら横浜を中心に片付け作業、講演会、講座をして活動しています。
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