【防災】大事なのは命を守ること
日本は災害大国です。
残念ですが、仕方ないことです。
でも、そんな日本に住んでいるのなら、しっかりと防災しておきましょう。
そうするだけで、安心して日常を過ごせます。
いのちを守るためにすること3つ
いのちを守るためにすることがあります。
「防災」と聞いたら、ほとんどが備蓄をしようと思います。頭に浮かぶのは非常持ち出し袋や食料じゃないでしょうか?
もちろん、それも大事です。
でもそれよりも大事なことがあります。
非常持ち出し袋を使ったり、備蓄を使うには、生き残っていないといけないからです。
まずはこの3つの防災をしてから備蓄をするようにしましょう。
- 家の立地を知る
- 片付け
- 家具、家電の固定
この3つはものすごく大事です。
1つずつ説明していきます。
家の立地を知る
防災の意味での立地は、ハザードマップで調べることができます。
避難場所を知るためでしょ、って思うかもしれませんが、避難場所ももちろんですが、自分のお家やその周辺の立地を知ることも大事です。
ハザードマップは市区町村で配布されますし、市町村のネットでも見られます。
その他にもポータルサイトもあります。
ハザードマップポータルサイト→https://disaportal.gsi.go.jp
危険を知る
自分のお家がどんなところにあって、どんな災害に遭いやすいのかを知っていますか?
土砂崩れが多い場所なのか、洪水が起こりやすい場所なのか、それを知っているだけで、自然災害でも防げることがあります。
立地を知ることで、起こりうる危険をあらかじめ知っておきましょう。
危険に対する準備をする
危険を知ることは、起こった時の準備をすることができます。
危険を知ることで、何を準備して、どう言う対策をすれば良いのかがわかります。
ずっと怯えながら暮らすのではなくて、ある程度の準備をしたら、安心度が全く変わってきます。
避難経路もしっかりチェック
自分のお家の立地をチェックするだけじゃなくて、
- 避難場所
- 避難経路
もしっかりチェックです。
これは、避難場所を正確に知っておく必要があるのと、逃げる途中で災害に遭遇したら危ないからです。
避難場所は、災害ごとに違うことがあります。
東北の地震の時に津波の被害が想定されるところに多くの人が避難していた場所もあったと聞いています。せっかく避難をしているのに、そんなことになったら残念ですよね。そんなことにならないように、災害ごとに避難場所が違うようでしたら、その避難場所をチェックしておきましょう。
避難経路のチェックは、自分が逃げる途中に使う道にも被害がある可能性があります。どんな被害があるのか知っておくと、この災害の場合は、こっちの道にしようかな、と選ぶことができるかもしれません。
片付け
片付けがどうして?と思うかもしれません。整理収納アドバイザーだからでしょ?とも思うかもしれません。
でも、違います。
片付けのお仕事をしているからこそ、片付けには防災の意味があるとわかります。
片付いていないお家が危ない理由
- 直置きが多く逃げ道を塞ぐ
- 地震の時にモノが凶器として飛んでくる
- 浸水時にモノが浮いて逃げ道を塞ぐ
- モノが多過ぎて備蓄を置くスペースがない
大きな理由はこの4つです。
片付けはお金のかからない防災
防災にはお金がかかることが多いですが、立地を知ることと、片付けにはお金はかかりません。
ただ、綺麗に片付けているだけで、防災になるならお金をかける前にやってみませんか?
収納の中にモノを入れているだけで、地震や浸水時にモノが逃げ道を塞ぐことは避けられます。地震で収納の扉が開いて中のものが飛び出すことがあったとしても、少し時間が稼げます。
モノは逃げ道を塞ぐだけじゃなくて、飛んできて凶器になることがあります。
地震の時は、見えているモノが飛んでくると思ってください。
キッチンはモノがすごく多い場所ですよね。お皿やカップなど割れるものも多いです。
調味料やいろんなものを出しっぱなしにしているお家は、さらに被害が大きくなる可能性があります。
片付けるだけで、被害を減らすことができるので、絶対にやっておいてほしいです。
備蓄を置く場所を作る
片付け作業に行った時にお客様と防災のお話になることがあります。
防災用の非常持ち出し袋、備蓄を置きたいけど、置く場所がないから無理です、と言うお家が多いです。
片付けたら備蓄を置く場所を作ることができます。
備蓄で大事なのは、
- お水(目安:大人1人 3L)
- 防災用トイレ
- 食料
です。
これだけのモノを入れらる場所を片付けて作るようにしましょう。
食料の場所:幅70cm×高さ25cm
これだけの場所があれば、1週間分の食料を家族4人分置いておけます。
お水、防災用トイレは押入れの奥にでも場所を作りましょう。
家具、家電の固定
地震の時にモノが飛んでくると、先ほど書きましたが、家具や家電は飛んだり、倒れたりします。
阪神淡路大震災の時の死因の6割は家具の転倒などによるものでした。
家具や家電はものよりも大きいし、重いので人に向かってきたらとっても危険です。
家具や家電が倒れることで、逃げ道を塞がれることもあります。
家具や家電の固定をしているだけで、かなりの防災になります。
家具家電の固定グッズ
家具家電の固定グッズはたくさんありますが、効果が高いもの、検証結果のあるものを使ってください。
今回ご紹介するのは、賃貸OK、家具に傷をつけないものです。
- 突っ張り棒
- 不動王
- ふんばる君
突っ張り棒
とてもおしゃれな突っ張り棒を販売されている平安伸銅工業さんの商品です。こ
突っ張り棒は使い方を間違えると全く意味がありません。
丈夫な天井に取り付けるか、弱い場合は、上に板をつけるなどして補強が火つよです。
取り付け位置は、家具の奥(壁側)両サイドにつけるようにしてください。
不動王
ダンパーの会社で、あえて少し揺らすことで家具を倒さないような工夫があります。
震度7まで対応しています。
冷蔵庫用、大きな家具用などがあって、とても信頼がおけます。
我が家も寝室のオープンラック、キッチンの食器棚等で使用しています。
ふんばる君
ニトムズさんのふんばる君は、家具に挟み込むだけ。
壁や天井に防災グッズが取り付けできないものにもこれなら使えるものが多いと思います。
家具の下に入れるだけ。
安価ですので取り入れやすいです。
今使っているものと併用するものとしても最適です。
いろいろご紹介しましたが、もし、こちらの商品を買うのが高くてためらうなら、百均でも良いです。
自分がしている防災用品が信じられないから、とやめてしまう人もいますが、何もしていないよりマシです。
防災を考える
まずは防災について考えてみることが大事です。
年に1回、防災について考える日をもうけてください。
年に1度だけでも考える日を作るだけで、備蓄の賞味期限を確認したり、ハザードマップを確認したり、家族で話し合って逃げる場所を確認したりしてください。毎年することで、実際に災害が起こった時に迷わずに済みます。
毎日考える必要はないですし、不安になりすぎる必要もありません。
自分に起こるかもしれない危険をある程度知って、その準備をしていたら、あとは楽しく生活すれば良いのです。
たまにお客様宅のお片付けの作業をしていると、「これは備蓄です」「これも備蓄です」とたくさんの備蓄があちこちから出ることがあります。
その備蓄は、管理されているわけではないので、賞味期限が切れていることも多いです。
そんな不安に駆り立てられた備蓄よりも、きちんと管理された備蓄をしてください。
大事なのは、命を守る防災です。
この3つのことを手始めに防災について考えてみてください。
- 家の立地を知る
- 片付ける
- 家具家電の固定をする
これら3つをした後に、備蓄や非常持ち出し袋などを準備しましょう。
投稿者プロフィール
-
夫婦二人賃貸暮らし
片付けを通して意識改革をしてもらい、今よりワンランク上の上質な暮らしをご提案しています。
自然派、シンプルライフをしながら横浜を中心に片付け作業、講演会、講座をして活動しています。
最新の投稿
- 片付け2024.11.01【引越し】のデメリットをメリットに!新生活を楽しむための3つのポイント
- 片付け2024.10.29区役所で片付け講座
- 片付け2024.10.07片付け前に必ず写真を撮ろう!
- おすすめ商品2024.10.05我が家のおすすめタオルと使い方