狭くても大丈夫!子ども部屋に悩まない

家族みんなが心地よく暮らすために

子どもが小学生になるから、そろそろ自分の部屋を。。。

受験を控えているから自分の部屋を。。。

と考えている人も多いですよね。

でも、ちょっと待って!

子ども部屋を作る前に子ども部屋についてお話しします。

子ども部屋は“寝る・収納する場所”でじゅうぶん!

学習机やベッドを詰め込んだ「完璧な子ども部屋」を作るより、
子ども部屋は“寝る”ことと“物をしまう”ためのシンプルな空間でOK。

勉強はリビングやダイニングですればOK。
家族との関わりが、子どもにとって最高の学びの環境になります。


昔はみんな、家族と一緒の空間で過ごしていた

今でこそ子どもに個室を…と思いますが、昔の日本には子ども部屋という考えは庶民にはなかったです。

お布団は押し入れに出し入れして、昼間はちゃぶ台を囲んで家族で会話したり、勉強したりしていました。

空間を家族みんなで使っていたんですね。

実はそのスタイル、今の暮らしにも合うヒントがたくさんあるんです。


子ども部屋のルーツは欧米

今の“個室スタイル”は、アメリカから入ってきた間取りを取り入れたもの。

でも、アメリカの子ども部屋って基本的には「寝室」です。

私が留学していた時にあちこちのお宅にお邪魔させてもらいましたが、子ども部屋はそこまで大きくなかったです。もちろん日本の子ども部屋よりは大きいですけど、思ってたより大きくなかったです。

特に、私が暮らしていた学校内のタウンハウス(シェアハウス:一軒家を学生でシェアします)では、自分の日本のお部屋より小さかったです(笑)

勉強は基本は図書館でしていました。

アメリカでの子ども部屋は、「1人でこもる部屋」じゃなくて、必要なときに少し静かに過ごせる“プライベートスペース”の意味合いなんです。


勉強はリビング・ダイニングがちょうどいい理由

リビング学習が良い、とよく言われますが、どうして良いと思いますか?

リビング学習の良いところは…

  • 少しざわざわした中で集中する練習ができる
  • 話しかけられてもパッと反応できる力がつく
  • 親の目が届くから安心できる

将来、社会に出たときに求められるのは、
“中断されても戻れる力”や“集中力の切り替え”。

それって、実はリビングで育つんです。

また、テストは一人で受けるわけではないです。一人で集中して勉強していたせいで、ちょっとした物音で集中できなくなるってことがあるようです。せっかく勉強したのに、テストで力を発揮できなかったらもったいないので、ざわざわした環境でも勉強できるようにしておく方がよいです。


「机よりスペース」かも?

無理に学習机を買って、小さな子ども部屋に詰め込むと…狭くて使いづらくなってしまうことも。

それより、子どもが遊べたり、のびのびしたスペースの方が価値があるかもしれません。

そして、学習机って大きくなると「処分に困るもの」でもありますよね。


家づくりの優先順位、見直してみませんか?

私が思うお部屋の優先順位って…

  1. 夫婦の寝室
  2. 家族が集まるリビング・ダイニング
  3. 余裕があれば子ども部屋

まずは、夫婦が仲良く過ごせる空間。

そして、家族でごはんを食べて、会話できる団欒の場。

それが整っていれば、子どもは安心してのびのび育つと思います。


最後にもう一度まとめ

子ども部屋は「寝る」「収納する」場所が確保できたらOK。

学習はリビングでも大丈夫。ちょっとしたざわざわ感での集中力を養う力をつくることができます。

家族の会話や関わりを大切にするほうが大事。

お子さんのことを必死に考えていると、つい広い部屋をお子さんに用意したくなりますよね。お子さんに広いお部屋を与えるより、夫婦仲良くして、会話の楽しいお家のがお子さんにとって私は良いと思います。

投稿者プロフィール

山本 裕子上質な暮らしアドバイザー
夫婦二人賃貸暮らし
片付けを通して意識改革をしてもらい、今よりワンランク上の上質な暮らしをご提案しています。
自然派、シンプルライフをしながら横浜を中心に片付け作業、講演会、講座をして活動しています。
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