リバウンドしない片付けのコツ
片付けたのに何度もリバウンドしてしまう人は多いと思います。
私は片付けが好きだったのですが、年に何度も断捨離〜と言って2日くらいかけて片付けをしていました。
片付けが好きだったから気づきませんでしたが、リバウンドしていたからでした。
昔の私のお部屋は、綺麗に片付けても3ヶ月くらい経ったら、なんとなくお部屋が雑然としてきます。そうすると2日くらいかけて片付けをします。この繰り返しでした。
それは、私が片付け方を知らなかったからです。
片付けは、昔は学校では習いません。今でも家庭科でほんの少し習うだけです。それでは身につきません。片付けは勉強すれば誰でもできるようになります。
「リバウンドしない片付けのコツ」というのがあります。
その方法は2つ
- 自分に合ったシステムを作る
- 習慣にする
です。
たったこれだけです。この2つのことをすれば、この先、一生片付けに悩まなくて済みます。
目次
自分に合ったシステムを作る
私の食器棚
食器もよく使うもの
セットで使うもの
小皿、取り皿、大皿など
家族でもわかりやすく配置するようにしています。
システムってなに?って思うかもしれません。
使いやすいようにものを配置することです。
「モノには住所があります」とよく言いますが、住所だけ決めてもわかりづらいです。
誰にでもわかりやすい住所が決まっていると、探しやすいですよね。
その誰でもわかりやすい「モノの住所」を決めてあげることをシステムを作る、と言います。
システムの作り方
- 誰がどのお部屋を使うか
- お部屋でどう過ごすかを想像する
- 必要なものだけにする
- 使いやすく収納する
この4つなのですが、これが難しいです。
誰がどのお部屋を使うか
まず、私たちアドバイザーがお家に伺ったらすることがあります。
お部屋割り
です。
ものすごくよく考えないと、すごく使いづらくなって、結果散らかりやすいお部屋になります。
みなさん、適当にお部屋を決めていませんか?
家事動線、生活動線、生活時間帯、年齢、職業、趣味などを考慮して決めないといけません。たくさんの家族情報を元にお部屋割りをしていきます。
1番に、寝るお部屋(寝具の収納のことも考える)を決めます。
睡眠は人間が生きていく上でものすごく重要です。
私はお家の役割は
- 安全に眠れる場所
- 体をゆっくり休めることができる場所
だと思っています。
だから、寝室を決めるのはすごく大事なことです。
その次にプライベートスペースを決めたり、パブリックスペースをどこにするかを決めていきます。
お部屋でどう過ごすか想像する
その次に、お部屋での過ごし方を想像します。
我が家の過ごし方をご紹介します。
【例1】寝室
私たち夫婦は、寝室では「寝る」「着替える」「バッグに荷物を入れる」ということをしています。
寝室でテレビを観たり、何かをしたり、ってことはありません。
【例2】リビングダイニング
私たち夫婦は、ほとんどをこの「リビングダイニング」で過ごします。
映画やドラマを観たり、お食事をしたり、二人でお話したり、友人を招いてお話をするのも、疲れてくつろぐのも、全てこのリビングダイニングです。
寝室では寝て、着替えて、外出の準備ができるようにしたいですし、リビングダイニングでは、ゆったりくつろげるスペースや、夫婦で共通して使うものが必要なのがわかりますよね。
どうやって過ごすのかを想像することで、そのお部屋で必要なものがわかってきます。
想像力は片付けでとっても大事になります。
必要なものだけにする
お部屋割りをして、そのお部屋でどう過ごすのか想像したら、そこで必要なものだけにします。
必要なものが分からない人は、想像力が足りないです。
お部屋でどう過ごしたいのか、じっくり考えてみてください。そうすると必ず「必要なモノ」が見えてきます。
そのお部屋に必要なものだけにしていく作業をしていきます。
最後には、お部屋に残るのは、そのお部屋に自分が必要だと思ったものだけになります。
片付けで一番しんどいのはこの部分です。「必要なものだけにする」ここが一番難しくて、一番しんどくて、一番時間がかかります。
でも、この作業をすることで、選択する力が付き、自分がしたいことが見えてきます。この必要なものだけにする作業が片付けの80%を占めます。
使いやすく収納する
最後は、使いやすく収納するだけです。
想像してみてください。
あなたが、このお部屋でしたい!と思ったことをするのに必要なモノが目の前に並んでいます。ワクワクしませんか?その残った大事なものを丁寧に扱いたくなりませんか?
綺麗に収納したり、こうやったら使いやすそうだな、とか考えたくなりませんか?
大変な作業はもう終わっています。あとはワクワクしながら収納するだけです。
注意することは
- 使うところに使う物を置く
- すぐに使えて時短。
- すぐに戻せて散らかるのを防止
- 収納の中になるべく収める
- 埃が溜まりにくいので、掃除の回数が減る
- 難しい収納にしない
- ワンアクションか2アクションくらいで取れる、戻せるようにする
- 箱に蓋をしたり、見えづらくすると散らかりやすくなる
これでシステム作りは終わりです。
このシステムを綺麗に維持していきたいですよね。その方法をお伝えします。
習慣にする
習慣の大事さは誰もが知っていることだと思います。
毎日、歯を磨くことができるのは、それが習慣になっていて、やらなかったら気持ち悪いと感じるからだと思います。
お部屋の片付けも習慣になっていると、簡単に片付いた状態を維持できるようになります。
「やりたくても出来なかったから、散らかっているんじゃない!」と思ったあなた、分かっています。習慣にするのが大変なことも分かっています。
なので、習慣にする方法をお教えします。
習慣はすぐには習慣にならないです。初めにうちは、ちょっとだけ頑張ってみてください。
習慣になっていることにくっつける
- 朝起きたら、ベッドメイキングをする
- 歯磨きしたら、使ったタオルで洗面ボウルと鏡を拭く
- 洗濯機に入れる前にタオルでお部屋の額の上を拭く
- 帰宅後着替える前にバッグを定位置に置く
- 寝るときに、電気を消す前にリビングダイニングとキッチンのリセットをする
など。
自分が習慣にしていることの前後に新しく習慣にしたいことをくっつけます。
一気に増やすと、どれも習慣にならないので、少しずつやってみてください。
3日、3週間、3ヶ月を乗り切ってください。この期間を乗り切れたら習慣になりやすいです。
私が1番初めにしたのは、寝る前のリセットです。いつも適当にして寝ていたのですが、電気を消す前にリビングダイニングやキッチンをザーッと見てリセットするようにしました。これがめちゃくちゃ気持ち良買ったんです。夫も同じように感じていたようで、寝る前に夫もリセットするようになりました。二人でササっとリセットするとあっという間に綺麗になります。
リセットしてから寝ると、スッキリした気持ちで寝られますし、朝起きた時にリビングダイニングを見た時の気分が全然違います。
朝からキッチンに洗い物が残っていたり、散らかったリビングを見たら、ドッと疲れが出るような気がしませんか?
ずーっと片付いている必要はないです。人が生活をすると散らかるのは当然です。常に片付けしなくちゃ、と思うのはしんどいですよね。
1日1回でも綺麗にすることが習慣になっていれば、心も楽ですし、片付けが溜まることもありません。
習慣を1つずつ増やしていけば、なんの苦もなく片付けや掃除ができるようになり時短になります。
何をしようかな?とか考えなくても、体が勝手に反応して片付けをするようになれば、考える時間がなくなり時短だし、脳も疲れません。
まとめ
リバウンドしない片付けのコツは、システムを作って、習慣にする。
簡単です。
システムを作る
- 部屋割りを決める
- 想像する
- 必要なものだけにする
- 収納する
習慣にする
トリガーになる、何か習慣になっていることを探して、その行動の前後に新しく習慣にしたいことを付ける。
システムを作ったり、習慣にするのはちょっと時間がかかるかもしれません。
まずは1つでもやってみる、ことから始めてみてください。
システムは、使い心地を試してみて、どんどん使いやすく変えてみてください。1度作ったものは変えられないわけではありません。何度でも変更できます。
自分にしっくりくるシステムができたら、習慣をプラスしてみてください。
一生、スッキリと気持ち良く暮らすことができるようになります。
ぜひ、挑戦してみてくださいね。
投稿者プロフィール
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夫婦二人賃貸暮らし
片付けを通して意識改革をしてもらい、今よりワンランク上の上質な暮らしをご提案しています。
自然派、シンプルライフをしながら横浜を中心に片付け作業、講演会、講座をして活動しています。
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